Q
something.py
に処理を記述し、以下のようにgimpを呼びだすとコマンドラインからGIMPの機能を呼び出せることがわかりました。
gimp --no-interface --console-messages --no-data --no-splash --batch-interpreter python-fu-eval --batch - < something.py
ただ、something.py
に記載された固有の設定ではなく、追加のコマンドライン引数など、外部から設定を変更できるようにしたいと考えています。
ここで質問です。 GIMPをコマンドラインからスクリプトを呼びだす時に、追加で設定情報などを渡す方法があれば教えてください。
先生の回答
A
GIMPはコマンドラインでの操作において標準的な方法でコマンドライン引数をサポートしているわけではありませんが、いくつかのアプローチが考えられます。
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環境変数を使用する:
os.environ
を使用してPythonスクリプト内で環境変数を取得できます。GIMPスクリプト内でこれらの環境変数を読み取り、それに基づいて処理を変更できます。import os custom_setting = os.environ.get("CUSTOM_SETTING", "default_value")
GIMPを起動する前に環境変数を設定することで、外部から設定情報を渡すことができます。
export CUSTOM_SETTING=value gimp --no-interface --console-messages --no-data --no-splash --batch-interpreter python-fu-eval --batch - < something.py
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外部の設定ファイルを使用する: Pythonスクリプトが設定ファイルを読み取るようにし、GIMPを呼び出す前に設定ファイルを変更することができます。
import configparser config = configparser.ConfigParser() config.read("config.ini") custom_setting = config.get("Section", "CUSTOM_SETTING", fallback="default_value")
設定ファイル (
config.ini
) の内容:[Section] CUSTOM_SETTING = value
GIMPを呼び出す前に設定ファイルを変更することで、スクリプトに外部からの設定情報を渡すことができます。
これらのアプローチは、GIMP自体がコマンドライン引数を受け取る機能が限定的であるため、いくつかの回避策として利用できます。どちらの方法も、スクリプトとGIMPの間で情報を受け渡す手段として機能します。